失敗です!
革を切るための包丁を自作しようと チップソーの刃から切り出し 形を整え ハンドル用の下穴を開け ブレードを削り 焼入れ …
たところで 「 パリン! 」 と割れてしまった。
色々と調べてみると いくつかの原因が見えてきた。
① ブレード部分に穴が開いている
② 焼入れが不均一
③ 焼入れ温度の上げ過ぎ
④ 焼きなましまでの時間が遅過ぎ
おそらく他にも要因があると思うんですが 上記の点から改善して再挑戦 ♪
前回は刃の欠けたチップソーの刃を再利用しましたが 今回は新品の刃 ( ワゴンセール品 ) を用意。
今回の刃は穴が開いていないので ① をクリア。
次回 焼入れの際は ハンドル用の下穴に針金などを通し 均一に加熱できるようにすることで たぶん ② もクリアできると思う … 。
③ の 焼入れ温度の上げ過ぎは オーステナイト ( 結晶構造が面心立方格子 ) が非磁性体になることを利用し 磁石で確認する。
オーステナイトを超える ( 1392℃以上 ) と 再度フェライト ( 結晶構造が体心立方格子 ) となり磁性体になるらしい … 。
このあたりは勉強していると 非常に楽しい ♪
この方法が正しいのかは不明だが かと言って非接触の温度計を買うのには抵抗を感じるし … まぁ経験値としてテストしてみます。
④ オーブンのない我が家で作業してはダメ! ってこと。
実家で作業し オーブンを拝借することにする。
ボクは中卒なんですが それが良かったと心の底から思える。
こんな オーステナイトとかフェライトとかマルテンサイトだとかを学校で勉強しても きっと楽しくなかったはず!
失敗すれば勉強するチャンスがあるし 好物のおかずは最後に食べるのが幸せ ♪
また 完成した際には見てやってください。
あまりにも酷い写真だったので 差し替えました ( 2017.04.12 )